成れの果てのmomoのネタバレレビュー・内容・結末

すごい。どうしてこんな本が書けるのか。すごい。酷い。えぐい。
妹の身に起きた事件に関わる人と結婚すると伝える姉。

最初はどういう事件か分からず徐々に明確になっていけばいくほどもうわけわからない。犯人はどう動いたら正解だったのかわからないけどむしろすごく誠実に向き合っていたように思えた。いや、でもやったことはよくないけどね。でも、自分がした状況と同じ状況になったからこそ当時どんなに彼女が辛かったのか理解できたのはいい結果だったと思う。
妹が色々抱え込んでるのはわかる。強く見えるけど一番健気で優しいのかもしれない。そして友達もそう。ただまっすぐに妹のことを救いたいと思ってくれてたんだろうな。最後のシーンはまさにそう。自分のことのように恨み晴らしてたもんね。
何が何って、一番イライラする会社の先輩カップルね。いちいち他人のこと考えれてなくてとりあえず引っ込んでって思ってしまった。はああ。
姉に関しては初めからのふんわかした空気からいっぺん最後の狂気じみた人間そのものの気持ちみたいなものが全て出てる感じ。悟った感じ。いや改めてすごかったな。
萩原みのりちゃんも元々好きだったけど、柊瑠美さんの演技にも引き込まれた。本当にすごいダメージ受けた映画。最高でした。