こばまさ

屋敷女 ノーカット 完全版のこばまさのレビュー・感想・評価

屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)
3.8
これもU-NEXT入ってる間に絶対観ようと思ってたやつ。
通常盤は以前鑑賞済み。
フレンチホラー四天王は『フロンティア』だけずっと観れてないまま…(もう半ば諦めてます

それでは、ハサミを持って行ってみよう!


-4ヶ月前、車の衝突事故で夫を亡くしたサラは意気消沈の日々を送っていた。
クリスマスイヴの夜、出産を翌日に控えたサラは自宅で1人過ごしていると、黒ずくめの見知らぬ女が電話を貸してほしいと訪ねてくる。
嫌な予感がしたサラは断りドアを閉めるが、その女は窓ガラスを割り家に侵入してくる-

“こんなクリスマスは絶対に嫌だ!!”


もはやクリスマス関係なくない?
こんなサイコパス女…コワすぎ!でしょ。
しかも武器が巨大なハサミ。
万能すぎるぜ、このハサミ。

とにかく展開が怒涛の様に早い。
サラとハサミ女の鬼ごっこ&かくれんぼの途中途中で、訪問者がやって来ては瞬殺される血祭りワッショイ!
殺し方のバリエーションも素敵!

数あるワンシュチュエーションものの中でも、ここまで恐怖と理不尽さを兼ね備えた作品はなかなかお目にかかれない。
だって、このハサミ女が誰なのか一切分からないからね。

そしてそして、ノーカット完全版を謳うラストがやって来た。
確かに通常盤は巨大なボカシが入っていた記憶だが…え?こんなもん?
先日観た『食人族』のせいなのか、普通に「へぇ〜」「そっかそっか」ぐらいのテンションで観てしまった。
たぶん眼球が腐ってます。


それでも、やっぱりこれは面白い!
通常盤は⭐︎3.3だったけど、2回目の方が断然面白かった。
なぜハサミ女は彼女を執拗に追い詰めたのか、なぜ彼女に執着したのか、なぜハサミを持っていたのか。

その全てが明らかになるラスト、そして、大量の赤い血が階段を滴り落ちるカット。
だからクリスマスなのか。

いや〜、素晴らしい作品でした。
コーナンにハサミ買いに行こうかな。
こばまさ

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