今や炭酸飲料業界のトップに君臨するコカ・コーラとペプシ。世界にブランドが浸透している巨人コカ・コーラに挑む、挑戦者ペプシのマーケティング戦略が面白い。
インタビューの中でペプシ関係者が「世界中にシェアを持つコークに売上で勝つのはそもそも不可能である」ことを認めた上で、挑戦し続ける意義や成果を語っていたのが印象的。
こうした分かりやすい競争意識がアメリカの歴史の中で様々な文化を発展させ、国民の意識に根付くほど影響を与えているのだと思うと非常に興味深い。作品内でたかだか炭酸飲料の話だと言われているが、炭酸飲料こそがアメリカを代表する文化であり誇りなのだと再認識させられた。
アメリカ人の文化や嗜好を面白く学べるドキュメンタリー。因みに私は、ケース買いで常備するほどの“コカ・コーラ派”である。
