茅野

COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシの茅野のレビュー・感想・評価

4.0
わたしは炭酸飲料が苦手なので、コカ・コーラもペプシも全然飲まないんだけど、ヒストリー・チャンネルのアメリカ巨大企業関係ドキュメンタリーは面白いので観た。
それに、最後に紹介されるように、コカ・コーラ社やペプシコ社は今やコーラだけのものではないし。

再現ドラマはなく、インタビューや過去映像を纏めた完全ドキュメンタリーだが、相変わらず語り口や演出が面白いので飽きなく観られる。
出てくる人々が皆過激なコーク派/ペプシ派なので、傍から見ている分には面白い。
アメリカでは民主党/共和党の戦いのようなものと紹介され、他にも日本ではきのこの山/たけのこの里のようなものと喩えているレビューを見て、言い得て妙だなあと思った。
単なる飲料やお菓子がここまで戦争(?)を引き起こしているという事実が凄いんだが。

1950-80年代のアメリカのソフトドリンク業界ののことや、マーケティングの話は普通に勉強になった。
確かに、(自分では飲まないくせに)、「コークの方がトラディショナルで人気だが、ペプシの方が美味しい(らしい)」というイメージだった。双方、イメージ戦略が上手いなあ。

この映画の制作陣はペプシ派の方が多いのか、気持ちペプシ派に寄り添うような作りに見える。
ところで、皆様はどちら派?
茅野

茅野