大切な人の喪失と再生を描く物語。
個人的に結構好きな話でした。
終始ゆっくりとまったりと進む。時折、ホラーじゃないけれど怖いなぁと思う描写もあったけれど。
台詞が少なくて
間を楽しむというか。余白から想像を掻き立てるような作品です。
原作の吉本ばななさんの本、
読んでみよーと思った。
「ひとつのキャラバンが終わり、また次がはじまる。また会える人がいる。二度と会えない人もいる。いつの間にか去る人、すれ違うだけの人。私はあいさつを交わしながら、どんどん澄んでゆくような気がします。流れる川を見つめながら、生きねばなりません。 あの幼い私の面影だけが、いつもあなたのそばにいることを、切に祈る。」
このセリフ、すっごい好きでした。