秋桜

スティルウォーターの秋桜のレビュー・感想・評価

スティルウォーター(2021年製作の映画)
4.0
マット・デイモン演じる父親は
殺人犯として服役中の娘に会いに定期的にフランス・マルセイユを訪れている。すでに5年が経過。
娘の無実を信じ、容疑を晴らそうと奔走する。言葉の通じないフランスでは、思うように進まず、やることが裏目に出てしまう。決して良い父親ではなかったが、娘のために変わろうとしている、
娘を想う気持ちは伝わってくる。
娘との間には溝があることも分かる。
感情の機微が分かる、
マット・デイモン、さすがの演技力。
自分のした行いの報いは必ず自分に返ってくる。
僅かな希望が見えて、一瞬明るいラストが待っているかと思えたが、終始落ち着かなさを感じる。予想外の方向に進む。
真面目に生きていても、誰にでもこうなる可能性はある。
これはサスペンスというか、
一人の男の物語。

ラストのセリフが一番重く響く。
人生は残酷だ。
秋桜

秋桜