スティルウォーターの作品情報・感想・評価

「スティルウォーター」に投稿された感想・評価

 まぁまぁ。娘の無実を証明するため奔走する父の話。父なる証明。プリズナーズとも近しいものを感じる。一応最後まで興味を持って見れたかな。色々と上手く盛り込んでいるような、そんな上手くないような。マット・デイモンはマッチョだけど無知で情けない親父としてハマってたとは思います。
yuu

yuuの感想・評価

3.7
凄く濃密で良かったし、1人1人の心情がしっかりと描かれていたのでとても見応えがありました!

簡単な内容は、留学先の仏マルセイユで殺人罪で捕まった娘アリソンの無実を証明すべく、米オクラホマ州スティルウォーターから言葉も通じない異国の地へ単身渡ったビル。現地の協力者を得るも、ほとんどの地元民はよそ者のビルに口をきこうともしない。何者かの襲撃を受けるなど自らの身にも危険が迫る中、ビルはわずかな手がかりを頼りに前進していくが。。。というような内容でした。

予告を観た時にサスペンススリラーとうたっていたので、面白そうと思ったのとマットデイモンが主役どういうこともあったので気になり観ることにしました!

140分と結構長いストーリーでしたが、しっかりと伏線が張り巡らされていて見応えがあったし、ストーリーの設定が良かったなと思いました。そして登場人物の心情の描き方とかも良かったと思います!

父親が娘との溝を埋めるために必死に戦うのですが、娘が意外とワガママなのがちょっと気になったし、事件自体もそういう方向行くんだっていう感じになっていくのでストーリーとしてとても面白かったと思います。ただお父さんが観るのは少し辛い部分もあるかも知れません。

サスペンススリラーとうたっていたのでどうなるんだろうと思ってましたが、サスペンス要素はあるけどスリラーとまではいかないかなと思いました。ちょっと家族愛じゃないけどそういう感じの方が強い感じがしました。

マルセイユってサッカーでしか知らなかったのですが、結構治安が悪そうな感じなんですね。それに人柄も少し。。そういうアメリカとの違いみたいなのも描かれていたので、社会派な感じでも味わえるなと思いました。
ハル

ハルの感想・評価

4.0
ほぼ事前情報なしの鑑賞だったが完全に惹き込まれた。
最近『ボーンシリーズ』を履修し『最後の決闘裁判』も鑑賞していた為、マット・デイモンありきで興味を抱いたわけだが、作品全体としてみても優れていた。
細かなプロット、物語、キャラクターどれも秀逸な出来栄えとなっており、ハラハラドキドキする気持ちが鑑賞後も収まらない。

日本人からみたアメリカ人やフランス人のイメージでは無く、『アメリカ人からみたフランス人』と『フランス人からみたアメリカ人』の感覚が面白く、彼らからするとこういった捉え方なのかぁと勉強にもなった。

そして根幹のビルの人生について。
主人公であり父親のビル(マット・デイモン)は恐らく誰よりも自分自身が信じられない存在なのだなと。
社会とも馴染めず、家族とも馴染めず自分としては精一杯やっているつもりなのにいつも何処か噛み合わない。
どうすれば正解か分からないし、それを教えてくれる存在もいない。
犯人探しをしている時の「誰も力を貸してくれない」とヴィルジニーに怒りをぶつけた時のセリフが全てを物語っていた。

彼はどうしょうもないほどの孤独を一人で抱え、それでも誰かの力になりたいと心から願っているからこそ苦しくなるのだろう。
そういった背景を踏まえた上でビルとアリソンが語る「人生は冷酷だ」という言葉を聴くとひたすらに切なくなる。終盤、様々なことが明らかになっていく中で揺れていくビルの心。
信じたいけど信じられない葛藤は凄惨なまでに痛々しく、何ともやりきれない気持ちにもさせられた。

なお、まだ若いビルがデジタルを殆ど使えず、おばあちゃんがオンラインを使いこなしている冒頭のシーン。
ここは逆転的な皮肉が良く効いており、非常にユーモラスな表現として痛快な名シーン。
涼

涼の感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

 アリソン(アビゲイル・ブレスリン)の起こした事件の核心が終盤に明かされるが、それがあり得ない内容で、ガクッときてしまう。

つづく

 
miyabi

miyabiの感想・評価

4.0
異国の地で 女子大生の娘が 犯罪に 巻き込まれた。しかも、殺人事件の 容疑者として。
普段は、一切面倒もみない、多分 関心も 無かった 娘なのに。
言葉も 通じない。知り合いも いない。
前半、何が どうなっているのか 解らずに 進んでいく。娘の 元ルームメイトが、殺された?
国が 違うと 勝手も 違う。学校も 弁護士も 警察も。大使館も。非協力的。
娘の友達に 話を 聞きに行くも その友達が 一緒に来て 何故か解らず 怒鳴り散らし 当たり散らし 話しもせずに 帰ってしまった。
いつもの マット・デイモンじゃあない。何も 出来ず、今回は 腕力も それほど無く。
それでも、地元でも 普通の人が 寄り付かない 危険な地域に 乗り込み、袋叩きに あっても。
何を しようとしているの?
娘にも 嫌われて。それでも その地に 留まって。
一応、娘の無実を 信じて。
ふとしたことから 知り合った 母娘に 世話になりながら。その小さい娘との 米語と仏語との 会話。そうです、成り立つんだよね、不思議と。
honobon

honobonの感想・評価

3.8
この選択に間違いはないのか。

スティルウォーターからマルセイユへ留学したアリソンに会うためにフランクフルトを経由して向かう。
'正義感の強い'キャラクターの多いマッド・デイモンであるが、今作は娘に全力を注ぎ、塀の中から救い出そうとさすがアメリカ人と思ってしまうくらいに野球帽、サングラスにジーンズ姿で躍起になる。

そんな、オクラホマ州から来た男に「トランプに投票したの?」とからかうヴィルジニーの友人。
バーのオーナー然り、元警察官の仲間然り、作中には確実に線が引かれている。そして、アリソンにもそれはある。

全てを終えてオクラホマに戻ったビルを取り巻く人々がとにかく不穏に感じてしまう。この具合の悪さはかなり響く。

線を超えた3人のぎこちない光景はとても愛らしいもの。そこからの流れは嫌な予感しかしないというところも。

二人の男が一人の女性に結びつく。時空を超えて。カミーユ・コッタン視点の作品はよ!

何よりも、声質も何からこの伊藤沙莉は誰だ!と思ったらAbigail Breslinの文字。ほんとごめん!見たことある感覚はめちゃくちゃあったんだ。
犯罪スリラーで、2時間サスペンスドラマのような犯人捜しに翻弄して、ヒューマンドラマに落ち着く。核心をぼやけさせているので、取っ付き難いようだが、米南部と仏南マルセイユの対比が良くて、見応えがあるような。ラストの後味は苦味があるが、独自な作風には成功していると思う。
Keiko

Keikoの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

こういう流れの映画、好き。
最後までどこに辿り着くのかわからないヤツ。

フランス語と英語が混じりあって、
「こういう言い回しを使うのか」って勉強になった。
しかし、使用言語が違うと
性格さえも違って見えるよなー。

ところどころ
納得できないところも(特に娘の性格)
あったけれど、
フランスのあいまいにするところと
アメリカの「正義」には、ニヤリ。

元警察官は、あのお金で、
みんなにご飯奢ったの?
味方だったの?敵だったの?

そこが知りたい笑
観た後のなんとも言えない余韻がたまらない映画でした。

完全な白黒って、長く生きれば生きるほどなくなってくるものだよなとか、産まれた時代、場所、誰が親かによって、人生は大筋が固まってしまうのかとか、観ながら色々考えさせられました。

音楽も良くて、劇場で観てよかったです。

このレビューはネタバレを含みます

TOHOシネマズシャンテで観た。あそこ古いから座席の落差がなくてほんとにしんどい…でもTOHOシネマズで万人受けしないの上映してくれるのここぐらいやもんな…
いや〜、2時間半もあるわりには全然ダレない。いつもの万能なマットじゃなくて、ダメダメやし、カッコ悪いし、なんでそんな無茶な選択を…って感じだけど、でもそこがいい。
せっかく上手くいっていたのも壊れてしまうけど、最後は連れ戻せたのに、真実が分かってやるせない…でもラストの父のやり切った感はいいよね。希望が持てる。
大人なフランス人、単純なアメリカ人っていう描き方が面白かった。またパリじゃなくてマルセイユってのもなんだかいい。フランスの中じゃどんな位置付けなんやろね?低所得向け公団ってほんとに無機質な建物だな〜って…
元警察官のアラブ人、結局上手く知らせてくれたのかな?それとも単に通報して嵌めただけ?
前半の異国でなんとかしないといけない切迫感の描写が凄く良かった。なんとか次に繋げようとする足掻き方がいい。
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