2003年の韓国。まだSNSがない時代。
初恋の人との手紙のやり取りを通じて想いを馳せる物語。彼女からのルールとして"質問しない"、"会いたいと言わない"、"会いに来ない"...。
やがて主人公のヨンホはこう書きます。
もしも12月31日に雨が降ったら会おう、と。
SNSがある現代では、手紙のやり取りで毎回何日も待てるのかな。昔を思えば今は割と短期間で人との関係が深まりそう。ただ、短期間で深まった関係は、終わるのもあっさり早いかも。何かこう一緒に積み重ねた時間や体験という重みがあるほうが好きですね。
物語中盤は時系列が行ったり来たりして、さらにやや中だるみ感も。ラストのひねりにも注意していないと気づかずに終わってしまう。ちゃんとストーリーを理解したのは観終えてから数時間後でした(自分の理解力不足も)。もう少しシンプルで良かったかな。でもそこが韓国映画の良さなのでしょう。
あと自分だったら会えない思い出の人より、身近な会える人を選ぶかも。本作なら友達のスジン。
いくら初恋の人でも会えないのなら、いい思い出のままで終わらそうと思います。特に学生の頃、昔を思い出してニヤニヤするのは自分もそうだったから分かるけど(笑)、大人になったらもう前を向こう。
パンフはソヨンへの手紙とヨンホ役のカン・ハヌルさんの生写真付きでした。できればウヒさんかソラさんのが欲しかったな✨
