ものすごくキリスト教な話。
ある日、町中が停電になり、すべての人が眠ることができなくなった。このままでは全員死ぬ。でもなぜか主人公の娘だけは眠ることができた。
なぜなのか、人類はどうなるのか、というお話。
設定はとてもいいし、やりようによっては深くもできる。
どれだけ脳みそが疲れているかの判断に電話番号を一時的に覚えて書き起こして合ってるかというテストだったり、体力だけでなく判断力もなくなって様もとても科学的な検証があって良かった。
途中薬物依存から奇跡に出会って神父になった人が、この眠ることができる娘はキリストの再来、選ばれしも子だ、みたいになる。
この話自体もキリスト教がベースの話だった。ラストシーンは明らかにキリスト教でのアレだし、なぜ眠ることができるのか、どうやったら他の人も眠ることができるようになるのか、もまんま。
どういうことは見るか、タイトルの「Awake」から類推してほしいけど。
だけど見せ方がイマイチなお陰で映画としては低評価になってしまって残念だった。
キリスト教を描いているとわからないとイマイチなのか。
設定やテーマは悪くなかったけど。
