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ディア・エヴァン・ハンセンのmonのレビュー・感想・評価

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先の言葉まで考えちゃって、会話が上手くできなくて。クラスやサークルに馴染めなくて、可哀想って笑われたり、静かに避けられたりしたことを思い出した。
1人って恥ずかしくて辛くて、自分は涼しげな顔してるタイプだったけれど、内心は手に汗握って廊下を歩くエヴァンと同じ。
毎日必死に生きてるのに。
誰かに気付いてほしいだけなのに。

この作品がつまらなかった人もいるだろうけれど、心の拠り所になっている人もきっとたくさんいる。
エヴァンのような人を救えない自分が、彼の行為を批判することなんて出来ない。
もちろん許される行為ではないけれど、不快感を抱いて終わりだなんて、結局、誕生日にひとりぼっちの子を生む世界のまんま。
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