ジャズ・ロフトのはちのレビュー・感想・評価

天才ってここまで振り切れているから天才なのだと改めて思わされた。
この映画の元になっているユージーン・スミスの写真と録音テープは、奇跡のようなジャズの空間と時代の雰囲気を感じ取れる本当に貴重な資料だと思う。
ほとんどが写真とインタビューであり3分の1ほどはユージーン・スミスの話で構成されているので、ジャズの演奏シーンを求めてちる人には期待外れかもしれないが、セロニアス・モンクとホール・オーヴァトンがジャズを作り上げていくやり取りは、その細部へのこだわりの物凄さは必見だと思う。