クリスマス映画なんだけどロン・ハワードだけに生ぬるい話ではなかった。
グリンチの過去とかなぜあの場所で住んでるのかとか真剣に考えるとかなり重い話なんだけどジム・キャリーがその重さをめちゃくちゃ緩めてくれてる。
特に目の行ったのがグリンチのメイクアップ!ジム・キャリーの演技が相当コミカルで神がかったアニメ的動きをしていると言えどもCGでは出せない生き物感が見事に作り出されてる。
グリンチの表情は口周りの素早くかつしなやかな動きが特徴となっているので突っ張った感じとかが少しでも出てしまうと一気に生き物らしさが損なわれてる。そういうのが全くない!!
無理もないメイクアップの巨匠の一人リック・ベイカーさんの技術なんですもの。
クリスマスで本当に必要なことはなんなのかを改めて考えさせてくれる気づきの作品でした。