上映会で観賞。
子どもの頃、親と一緒に日本へ来たクルド人の若者たちは、小中高と学校へ通うもののそこから先に道がない。家族共々難民とは認められず、「仮放免」というとても不安定で不自由な立場を強いられている。就労を認められず、専門学校からは入学を拒まれる。
いったいどうしろと言うのか。
故国に帰れないから日本にいるというのに、入管の職員は「帰ればいいんだよ」といい放つ。その残酷さに胸を抉られる。
上映中何度も観客席からため息が漏れた。
これが私たちの国なのだ。
ウクライナから避難してきた人達に向けられる支援を、なぜ他の人達にも向けられないのか。それが彼らの目にどう映っているのか考えると、苦しくなる。
