夏野

スパゲティコード・ラブの夏野のレビュー・感想・評価

スパゲティコード・ラブ(2021年製作の映画)
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東京を舞台にした13人の主人公による群像劇。ストリートミュージシャン役の三浦透子が気になったので鑑賞。5000人のフォロワーがいる定宿を持たない青年、バイトに疲れ恋人にすがる女性、恋に敗れた同じアパート隣同士に住む女性二人、仕事がうまくいかないカメラマンと、カメラマン志望で上京した元女子高生など、皆少しずつ悩みを抱え、試行錯誤をしながら、時に出会ったり、すれ違ったりする。監督の丸山健志はMVを撮っていたせいか、映像はスタイリッシュな感じで美しい。好きと執着は同じか?生きることと死ぬことの意味は?幸せとは?などいろいろ考えさせられる。ラストも何かが解決するわけではなくても、少し前向きに、少しだけ道が見えてきた感じがあって良かったです。
追記。シリアスな場面も多いですが、時々コミカルなところもあり、自分も含め、館内で何度か笑い声が聞こえました。ちょっとした偶然による笑いや、ゆりやんレトリィバァの好演もあったと思います。
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