ビールの民

梅切らぬバカのビールの民のレビュー・感想・評価

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)
3.8
自閉症と知的障害も併発してると思われるちゅうさん。

穏やかでいい映画で、もっと観てたかった。

自閉症も知的障害もかなりのグラデーションがあるから、自閉症、と一括りにするとちょっと微妙な気もした。

周りの人の、「怖いね」とか、
こどもを呼び寄せて距離を取らせるとか、
あるあるやし、
行政の中立、とかは、まぁ今回の担当の人はあれやけど、こういう感じなんやな〜って思った。

グループホームの支援員の人は、ほんとにすごいなって思う。


私は距離感の分からない知的障害の人が怖い。
大きな身体で大きな声を出して追いかけてきたり、
最近も、スーパーでよく会う知的障害のおじさんが私の事が気になるみたいで、ずっとついてきたり、車のそばで待ってたり。
やばい時は家の前でずっと立ってたりした。

怖くて、知的障害者を家族に持つ人や、作業療法士の人に相談したけど、
本人は本当に分かってなくて、どうしても周りに冷たくされるから、ちょっと優しくされると仲良くなれると思って着いてしまう。
「話しかけないで下さい」とはっきり言った方がいい場合もあるし、
「話しかけないで下さい」と言ったりするとパニックになって暴れる事もある
警察に言えばだいたい把握されてるから、家族の耳に届くし、支援員も対応できる。

そういう対応に罪悪感はなくていいと思う。

でもこの親子を見てると、もっと理解したいと思ったし、何より受け入れる心で家族の想いに応えたいなって思った。
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