【初】
湿った雪の積もった長い坂道の上から、誤って小さな雪玉を転がしたら最後には大きな雪玉になってしまったタイプの物語。
序盤過ぎて途中で起きる出来事は予想がつかなかったけど、そこから先は読めるし、しかもそれ以上のものがない。作品としては、しっかりとまとまっていて、良い映画のように出来上がっているが・・・
確かに悪くはない。落ち着くところにちゃんと落ち着いている。そうなるよね、というところに落ち着いていると思う。それって映画として正解かもしれないけど物足りない。
何か違うような。都合よく事が運ばない者達の物語が、物語の都合の良いように運んでいるというか、つまりは、悪くないんだけど、自分としてはイイネを押せない作品。