フィーリングはGood！！ だけど世界観とストーリーが微妙すぎ。
カメラアングルや編集方法など、芸術点はそれなりに高いと思いました。でもそれ以外は普通か、微妙という評価です。
世界観と設定は、なんかファッション目的で作っているという感じがしました。基本的に中身がなくて、後半で矛盾する設定なんかもチラホラ見られます。
役者の演技自体は悪くないけど、カレン・ギランを主人公に登用したのはちょっとミスってたと思う。彼女はシンプルに殺し屋っぽくないし、それにスパイっぽさもないと個人的には思います。カレン・ギランの雰囲気を説明するとしたら、破天荒なやんちゃ女子大学生、といった感じですかね。
とはいえ他に誰が適役なんだと訊かれればわかりません。でも今作の主人公には、明らかに別の人を起用したほうが良かったのではないかと思う。
アクションはそれなりに楽しめました。ところどころ見劣りする部分があったとはいえ、ヘンテコなシチュエーションで戦うシーンは新鮮で楽しかったです。全体的にアイデアフルな要素が多かったのも飽きを感じさせないという点では良かったと思います。
でもそこまで激推しする映画でもないかな。
表紙を見て、この映画のフィーリングがグッときた人にはおすすめです。
