香楽

英雄の証明の香楽のレビュー・感想・評価

英雄の証明(2021年製作の映画)
3.0
ファルファディお決まりのパターン、見栄や保身から来る小さな嘘や不実、誤解がどんどん予想外の最悪の事態に転がっていく、というやつが、今回はSNSという小道具を入れて、よりスピーディにより不特定多数に展開して行ってる。

主人公は、確かに不運や、周りの人間・メディア・SNSに振り回されて可哀想な面もあるものの、自業自得感もあり。
短期ですぐ暴力を振るうし。債務者の義父が言ってた通り、3年も良くしてくれたのに恩知らずな部分も見え隠れする。表彰されてテレビに出て調子に乗ってしまったのか。最初は何も見返りを求めてなかった行為が、持ち上げられて欲が出て職を得るために嘘までついてしまう。
せっかくの本当の善行が一部嘘があるために全てが嘘だと思われてしまう。これって良くある話。

今回ミステリー・サスペンス要素がないので、途中中だるみしてちょっと長いかな。
観てて疲れたので他のファルファディ作品に比べ評価低め。
香楽

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