1996年にオーストラリアタスマニア島で起きた『ポート・アーサー事件』
35人が殺害された銃乱射事件の犯人の半生を描いた映画。
犯人に感情移入させることなく、どこまでもフラットに描くことを大切にしているように感じた。
何がこの事件を止められたのか？答えを考えてる間にあっという間に終わってしまう。
音は少なく、風景は美しい。だからこそ犯人の孤独や周りの人の苦しみも浮き立つような気がした。
いやー、しんどい映画でした。
時々僕は自分を見て分からなくなる。
誰を見てるのか。
なんていうか、そいつに届かない。
みんなと同じになるよう、そいつを変えたいけど方法が分からない。
だから結局僕はここにこうしてるしかない。
