見放題配信が終わると知って、駆け込み視聴。
この作品はどうしても観たかった。とりあえず一作目から順番にと思ってたので。
このシリーズの最後のセル画による映画でもあるので駆け込み視聴の区切りにはちょうど良かったかも。
脚本は野沢尚。この人の作品は好きなのが多い。
そして、この作品が今のところコナン映画で自分が一番好きな作品。
実際に起きる殺人は一つ。はじめから犯人はわかっているコロンボで有名な倒叙形式。こちらの事件はお父さんが追う。
コナン君達はゲームの中で謎を追う。それで、ホームズの世界へ。ゲームだから、死んだりはしないけど、謎を解かないと現実の世界に戻れない仕掛けになっているらしく、参加者が減っていって・・・
後半、後を託して消えていく子どもたちの清々しさが、自分の心の琴線に触れるみたい。
これがジュブナイルってやつだな、きっと。
この謎解き部分のミステリー度が高めで、小学生のど派手なアクションシーンもゲームの中という設定なので、無理なく受け入れる事ができる。
脚本の勝利だし、それにとことん付き合ったスタッフ達の熱量も感じる。
他のコナン映画には無い、優しさとか温かさがあって大好きな作品。
5点満点中6点。