犯人です

名探偵コナン ベイカー街の亡霊の犯人ですのレビュー・感想・評価

4.2
【概要】
殺人事件解明の糸口を追って、仮想体感ゲームに挑む少年探偵・コナンの活躍を描いた長篇アニメーション・シリーズの第6作。監督は「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」のこだま兼嗣。青山剛昌による原作を下敷きに、「破線のマリス」の野沢尚が脚本を執筆。撮影監督に「~天国へのカウントダウン」の野村隆があたっている。声の出演に「アリーテ姫」の高山みなみ。
(映画.com)

【あらすじ】
コナンたちが住む米花(べいか)シティーホールで、ゲーム業界を一変させる体感シミュレーションゲーム“コクーン”の発表会が開催されることになる。繭の形をしたカプセルに乗り込んで楽しむこのゲーム。さっそくコナンたち少年探偵団がこの中に入ってゲームを楽しもうとするが、ふと気づくと、彼らはどこか見知らぬ場所へと降り立っていた。そこは深い霧に包まれた今から100年前のロンドン。そして彼らの前には歴史に名立たる凶悪犯“切り裂きジャック”が。参加した50人の命が懸かった死のゲームは始まった。一体これは現実なのか?(Yahoo映画参照)

『良い点』
・コナン映画で一番尖った設定
・現代社会に刺さるメッセージ

《感想》
めちゃくちゃ尖ったコナン映画の象徴であり、今でなお絶大な人気を誇る今作品。
私自身も昔からこの映画が大好きでした‼️
大人になって見直すとまた新たな発見があって中々楽しめました👍 

——— 🔹ノアズ・アーク🔹 ———
恐らくコナン市場一番尖った設定の映画でしょう‼︎
序盤から天才少年プログラマーが何か闇を抱えた状態で飛び降り自殺するシーンから始まります。
中々ヘビーな出だし😭😭
この天才プログラマーが作成した『コクーン』(VRのような仮想現実の世界でゲームをする機体)でロンドンを舞台にジャックザリッパーを突き止めるゲームに興じる訳ですが、2002年の映画とは思えない斬新な設定ですよね‼︎
なんなら、現代のトレンドを感じる設定を20年も前にコナンという世界観で映画化していることに驚きが隠せません‼️
子供の頃見た時は何も感じませんでしてが大人になってこの映画の凄さに気がついた気がします。

——— 🔹メッセージ”血”🔹 ———
今作品では仮想現実の設定やエンタメ要素の強いストーリーに目が行きがちですがメッセージ性も中々高いと感じています‼︎
悪しき世襲制や血の繋がりによる負の遺産などを分かりやすくエンタメに落とし込み伝えてくれています‼︎
そして最後にヒロキくんが伝えた世襲制に対する願いと工藤優作が犯人に伝えた言葉が中々心に刺さるものがありました😭😭
子供の頃はなんとも思ってなかったのに大人になって見方が変わるメッセージの強い映画でもありました🎬

——— 🔸最後に🔸 ———
久々に見ましたがやっぱ面白いですね‼︎
エンタメ性もメッセージ性もうまいバランスで保っており、大人から子供まで楽しめるコナン映画のうちの1本でもあります。
1日から全コナン映画がhuluで配信始まったので1から順に見ていくことにします‼️