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ブルース・リー/死亡遊戯の福福吉吉のレビュー・感想・評価

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)
3.0
映画スターのビリー(ブルース・リー)は巨大犯罪組織のボスのランド(ディーン・ジャガー)から傘下に入るよう契約を強要される。ランドはビリーの恋人アン(コリーン・キャンプ)にも手を伸ばすが、ビリーは頑なに拒絶する。しびれを切らしたランドは手下にビリーを暗殺するよう命じる。

ストーリーとして最初から敵であるランドの手下とのいざこざがあるため、映画スターであるビリーの人物像や格闘技の背景が見えず、とにかくブルース・リーだから強い、といった感じで話が進むため、もう少しビリーが強い理由が描かれていて欲しいと思いました。

そして、ビリーとランドの手下のやりとりが繰り返されます。これがどうにも単調で、流石に同じ相手に何度も同じ格闘アクションが繰り返されれば、ブルース・リーとは言え、冗長に感じてしまいます。

その後、ビリーがランドの手下に銃撃されるのですが、ここからストーリーに変化が見られるようになって楽しめるようになりました。
ビリーは変装するのですが、「アチャー」の声でバレますよ、と突っ込んだら負けです。

終盤のランドの腕利きの用心棒がフロアごとに待ち構える建物をビリーが一人ずつ闘い、進んでいく展開は見応えがありました。一方的でなくビリーと敵が一進一退の攻防で闘い続ける姿はとても盛り上がりました。

ブルース・リー以外では、ランドの開催する格闘技の試合でサモ・ハン・キンポーが出演していて、負け役でしたがアクションがとても良かった。

ブルース・リーの終盤の格闘アクションが全ての作品ではありますが、やはりカッコよかったです。

鑑賞日:2022年11月8日
鑑賞方法:BS/CS ムービープラス
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