満州国の歴史には疎いので、そこについて触れないのは目を瞑ってほしいが、スパイ&サスペンス映画として観た時、非常に楽しめるような作品だった
事前情報は皆無の状態で挑んだから、はじめは登場人物とかその関係性を把握するのに苦労したけど、それがきちんと整理されていくと作品への入り込みも一段と上がって、より高い緊張感で話が進んでいくのが伝わってくる
だからこれから観る人は、公式ホームページとかで登場人物と関係みたいなのを見ておくといいかもしれない
それと、映像がかなり綺麗だった
冒頭の美しい風景が出てきた瞬間、これは自分の好みの映像になると確信
ただ一つ難点があるとすると、このシリアスな感じの作風からは浮いてしまうくらい可愛いリウ・ハオツン
画面に映るたび、可愛くて映画の内容とかどうでも良くなってしまいそうになる笑
調べてみると、イーモウ・ガールという呼称があるらしく、毎作品で新人女優を発掘するとのこと
今作で監督に抜擢された(厳密にいうと前作)リウ・ハオツンは、演技の経験は全くなかったものの長期間のレッスンを経ての現在だそう
監督に見出されてからは中国大手の企業のイメージキャラクターに抜擢されたり、新人としては異例とも言える春節の特番に出演したりなど、物凄い勢いで知名度が広がっているとか
監督の影響力ももちろんあるんだろうけど、注目されるのも納得のルックスで、今後注目せざるを得ない
p.s.
本当はバビロンを見る予定だったんだけど、前日の夜YouTubeを見ていたら、たまたま監督のインタビューがお薦めされていて、そこで不穏な内容を見つけてしまった
普段映画を観る時は事前情報入れることはないんだけど、ちょっと気になってしまってTwitterとかで調べたら、自分は苦手な内容であることが判明
急遽崖上のスパイを観ることにしたんだけど、内容もかなり面白かったし、素敵な女優を見つけることができたので良かった
