ボギーパパ

食人雪男のボギーパパのネタバレレビュー・内容・結末

食人雪男(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

劇場2021-63 武蔵野館

今年想像が最も膨らんだ作品かもしれない。タイトルのストレートさ、ポスターのビジュアルのチープさ!このチープさから、どこまでやってくれるかどんな話に仕上げてきたのか?ドキドキで鑑賞。

まず、鑑賞20分で
①「雪男草」とは何か?今時こんな設定が許されるのか?
②特殊な鉱物に囲まれて電波が届かないというご都合主義を説明する演出
③そもそもこのクルーは最初は何人いたのか、すらよくわからないから全体像が見えない。
④独り言セリフで状況説明する学芸会的手法
⑤雪山の雪が古いのは何故わかるのか?
⑥時空間が捩れる?
そしてなんといっても
⑦今時あの着ぐるみ感満載のUMA!
⑧そもそも台本があるのか?

などなどまぁ突っ込みどころが出るわ出るわ。
このB級を通り越しどこまで下げたらいいのかわからないくらいの低級感!この時代にいくら低予算でといってもやって良いことと悪いことの区別ぐらいはつかないものか・・・見所が全く見当たらない。
1970年代なら許されただろうが、川口浩探検隊シリーズかいっ!と心の中で何度叫んだだろうか。

もちろん当方も見世物小屋的呼び込みに騙されてやるかという思いで鑑賞したが、ここまで来るとさすがに呆れたとしか言いようがない・・・
ここ数年でいってもワースト級作品だろう。よってスコアレスと個人的に認定。

そして見世物小屋的ポスターコピーには敢えて文句がある!
「ヤツは顔面から喰う」んじゃないんかい?そもそも食べてない!
「山から出た6尺の大イタチ」という呼び込みにのって見てみたら、大きな板に血が塗ってあったという落語のような話!


ここ数年で言っても恐ろしいくらい呆れた映画。
サービスデー料金としても・・・とはいえここまで突っ込むということは、まあまあそれなりに楽しんだのかもしれないからね。
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