はみがきしんぢ

食人雪男のはみがきしんぢのレビュー・感想・評価

食人雪男(2020年製作の映画)
2.0
この映画に対して言いたいことはある気がするんだけど、いちいち指摘するのもどうかって思う程度にはしょうもない映画ですが別に嫌いじゃない、憎めない駄作って感じですねこれ…
人間チームの会話パートが退屈なのと、通信のためのビーコンを設置するのはわかったんだけどどの地点に設置するのか、その目標地点までのどのくらいの位置にいるのか、などぜんぜんわからないのですごく漫然とした雰囲気の中次々と雪男に殺されていきますし、雪男も強い光が弱点と言われながら白昼堂々やってきますし、ものすごいソフトタッチで優しく木に叩きつけて殺しますし、着ぐるみ感がすごくてもはや愛嬌すら感じてしまいますし、アクションもなんかどこかに向かって銃撃ってるだけですし、マズルフラッシュが火薬使ってなくて後からヘタッピな合成してる感じですし、オチも弱くてなんだこれ…って感じですが嫌いじゃないです。
ただ、2人ぐらい結構頑張って惨殺するところは頑張ったなって感じがして悪くないと思います。
あとパンフレットがなかなか読ませる内容で、オカルトやUMA好きな方にはお馴染みのビッグフットの話や、河崎実監督なんかも寄稿しておりちょっと得した気分になれましたが、全体的に「こんな映画に何言やいいんだよ」って雰囲気が漂ってて悪くないです。

しかし「食人〜」と銘打っておきながら、更には「ヤツは顔面から喰う。」なんて煽っておいて別に喰ってない(喉を噛みちぎる程度)なのはまんまと騙されたな〜って感じで笑っちゃいました