かめさわ

リバー・ランズ・スルー・イットのかめさわのレビュー・感想・評価

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映画先輩が激プッシュの作品
午前10時の上映に間に合うように
休日準備するなんて年に一回しかできない
そのうちの一回をぶち当ててきた

兄弟の友達でも恋人でもない距離感が
リアルだった。
最後に3人で釣りに行った時の
芸術について言及するシーンが
1番心に残った。
ポールの生き方をすごく綺麗に
言葉にしてくれたみたいで、良かった。

この映画の好きだなって思ったところは
子どものころ、綺麗で夢中になったことが
いつまでも2人や家族にとって
大事な部分であったところ。
映画の端々にある、繊細な気持ちや
キリスト教のしきたりとかは
わからなかったけど、
家族とか兄弟の間だけでわかる
共通項みたいなのが、
人生でどうしても消えないもんだなって
思った。
釣りと牧師であるお父さんの
言葉たちがあったおかげで、
ポールがいなくなったあとも
ゆっくり、形を取り戻していった
ノーマンたちを見届けられて良かった。

最後のセリフが、
これまでの家族や兄弟模様を
見ないとしっかり伝わらない構成も
良かった。
切り取れないのが良いよな。

"完全に理解する事はできなくても、完全に愛することはできる"

昔の映画、抽象的でメッセージが
わかりすぎないから、好き
もっと知らない部分だけ
わからないけど見てたいなって思った。