テレビシリーズ未視聴。予告編が面白そうだったのとTwitterで絶賛の声を目にしたので鑑賞。
これは確実に今年のダークホース。やられました。
映画が始まると直ぐに、主人公が所属する男子新体操部がインターハイに出場することがわかる。
部員たちの保護者もインターハイ出場を喜んでいて、なるほどこの映画はインターハイでの演技の様子を描くんだなと予想を立てるわけだけど思いもよらぬ方向へ話が展開していくのが面白い。
3年生と監督が居なくなってしまう男子新体操部の、次期キャプテンであるちょっと頼りない感じの2年生が覚悟を決めて大きく成長していく姿は涙なしには見られなかった。
そして特筆すべきは何と言っても、モーションキャプチャとトリッキーなカメラ演出を駆使した圧巻の演技シーン。
鍛え上げられた身体が音楽に合わせて軽やかに跳び、宙を舞う姿はまるで本物の新体操の団体演技を観ているかのよう（観たことないんですが……）
スクリーン映えする圧倒的な画と音の力……！これぞアニメーション！これぞ映画！
自然と涙が出てくるほどに圧倒されました。
上映館が少なすぎるのがほんとに惜しい。
アニメーションの楽しさと青春の眩しさが詰まった大傑作でした。
