おもしろ。

何十にも重ねられた空の映像。フレームを横断しつつも単一の像(円)を構築する。
ただ繰り返されているわけではなく、円の内側のみフレームレートが異なり、さらにその内側の円にも異なる処理が施されている。

惑星のように緩やかに遷移するその円と、繰り返される空のイメージ。層を成して奥行きが生まれているが、遠景ほど手前のレイヤーに置かれているので認識が矛盾し混乱する。

流れる雲は奥から手前に、しかし手前から奥に流れる。

松本俊夫監督『コネクション』(1981)

超ミニマムなデクパージュー

全くバラバラのオブジェが落ちてきて接続して、ある形態を信号として生み出す。

モンタージュではなく、平面上での連続したフレームの変化＝編集をみとめていく。

"Connection" (1981) directed by Toshio Matsumoto

An ultra-minimal decoupage

Completely separate objects fall and connect to produce a certain form as a signal.

It is not a montage, but a continuous change of frames on a flat surface = editing.

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