「狂視」「超擬態人間」と比較すれば編集が進化してますね。
藤井秀剛監督はかなりのホラー映画マニアなんだと勝手に想像するが、ブライアン・デ・パルマのような作風があっている気がする。
「超擬態人間」はパスカル・ロジェの「マーターズ」のようなことをしようとしていているが日本でのスプラッター表現はどうしても本場に及ばない。
「半狂乱」はジェームズ・ワンの作品のように最後に種明かしをして観客を驚かせるインパクトを狙ったのだろうけど上手くいってないですね。
もう少し脚本も役者も整理すべきだったと思う。
DVDのボーナス映像も観させていただいたが、舞台公演が元々あってそれを映画化しているんですね…
だったらヤクザとか窃盗とか本物の日本刀とか要らないんじゃないかな?
もう少し29歳という年齢の悩みや家族関係を描き込めばエンディングにインパクトが与えられたと思う。