ばんがど

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェストのばんがどのレビュー・感想・評価

4.4
帝国の逆襲とジェダイの帰還と魔球の伝説をごった煮してバックトゥザフューチャーパート2のように一気に駆け抜ける大活劇の大傑作。
公開当時、大本命のスターウォーズ新三部作も、新時代を感じたマトリックスも、賞レースを独占したロードオブザリングも活劇と違う方向に進み終幕を迎えてしまった中、ルーカススピルバーグ黄金期を完全再現した超王道活劇を観せつけ一気にシリーズの格付けをグンと上げ世代の中心に躍り出た記憶がある。
まさにクラーケンの襲撃のように渦に巻き込まれるように矢継ぎ早にストーリーはうねりながら突き進み最高の盛り上がりの中、第三章へバトンを渡しバァーン!とエンドクレジット。ここで流れるハンスジマーのお馴染みのテーマソングは生演奏の効果もあってビンビンに鳥肌が立った。スターウォーズのエンドクレジットの入りも毎回ヤバいがこのシリーズもホントにヤバカッコいい。
エンドクレジットだけでなく多くのシーンで音楽が映像を引っ張ってることが際立ち、そのメロディーのバリエーションの豊かさに驚愕。ハンスジマーマジスゲェな!本当に最高の映像音響体験だった。
本作があったからネズミーがスターウォーズ買収してもちょっと安心してたんだけどなぁ…。なぜスターウォーズシリーズだけでなくインディジョーンズシリーズまでも木っ端微塵に爆散することになってしまったのだろうか…。ケネディではなくブラッカイマーだったらこうはならなかったのだろうか??
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