ロイ・シャイダー
アダム・ボールドウィン
「ヒッチャー」「ブルー・スチール」等で知られる脚本家エリック・レッドが脚本と初監督を務めたスリラー。
殺人事件の重要証人である少年が、マフィアに雇われた2人の殺し屋に誘拐される。
少年は危機を脱するため、殺し屋達を仲違いさせようと画策、次第に険悪になっていく2人はやがて怒りを爆発させ、彼等の道行は予想外のクライマックスを迎える。
昔、結構な衝撃を受けたスリラー映画の一つです。
殺し屋2人をイライラさせまくる少年の作戦で、車内という狭い空間も相まって今にも破裂しそうな緊張感が凄い。
やはり映画は脚本が重要だと改めて認識させられる。
捕えたつもりが、いつのまにか追いつめらている2人。
ロイ・シャイダーのベテラン殺し屋役も流石の巧さだが、当時「フルメタル・ジャケット」で注目を浴びていたアダム・ボールドウィン演じるキレやすい若手殺し屋が抜群だった。
86分という短い時間で十分満足できる。
レンタルでも配信でも探すことは難しいかもしれないが、見つけたら是非もう一度みたい隠れた傑作です。
鑑賞日1990年3月 劇場にて