ジャッカーの作品情報・感想・評価

「ジャッカー」に投稿された感想・評価

SYU

SYUの感想・評価

4.0
ロイ・シャイダー
アダム・ボールドウィン

「ヒッチャー」「ブルー・スチール」等で知られる脚本家エリック・レッドが脚本と初監督を務めたスリラー。

殺人事件の重要証人である少年が、マフィアに雇われた2人の殺し屋に誘拐される。
少年は危機を脱するため、殺し屋達を仲違いさせようと画策、次第に険悪になっていく2人はやがて怒りを爆発させ、彼等の道行は予想外のクライマックスを迎える。

昔、結構な衝撃を受けたスリラー映画の一つです。

殺し屋2人をイライラさせまくる少年の作戦で、車内という狭い空間も相まって今にも破裂しそうな緊張感が凄い。

やはり映画は脚本が重要だと改めて認識させられる。

捕えたつもりが、いつのまにか追いつめらている2人。

ロイ・シャイダーのベテラン殺し屋役も流石の巧さだが、当時「フルメタル・ジャケット」で注目を浴びていたアダム・ボールドウィン演じるキレやすい若手殺し屋が抜群だった。

86分という短い時間で十分満足できる。
レンタルでも配信でも探すことは難しいかもしれないが、見つけたら是非もう一度みたい隠れた傑作です。

鑑賞日1990年3月 劇場にて
ani

aniの感想・評価

3.6
殺し屋2人が何かを目撃した少年を誘拐し依頼主の元へ届けるスリラー作品。
初老のベテラン殺し屋とキレやすい若い殺し屋の相性が最悪で終始ピリピリした車内を中心に物語が進んでいく。
少年がなかなか賢く2人を仲違いさせようと目論むのが見どころだと思うが、あまり緊張感が伝わって来なかったのが残念。
cinemaQ

cinemaQの感想・評価

4.5
これは面白い。
夜のハイウェイ、ベテランとルーキーの殺し屋コンビを引っかき回すホームアローン的な少年。もちろんコメディではありません。
撮影が鬼かっこいいので、是非ブルーレイ出してください。
主人公の少年一家が「何か」に関わってしまったが故に殺し屋二人に襲撃されて、生き残った少年は誘拐されてしまう。
この襲撃シーンからして絶品で、心許ないボロい隠れ家を捉えたショットからしてイヤな予感満載からの悲鳴も上げずに始末される護衛で緊張感は限界値に。
少年が捕獲されて以降も、乗せられた車での脱出劇、殺し屋二人の心理劇、
血みどろの仲間割れから翌朝の逃走劇まで飛躍に満ちてる。
殺す側と殺される側なのに補聴器を巡って一瞬何かしらの感情が交わるロイ・シャイダーと少年の背中が何故か格好良い。
変則的なターミネーターとでも言うべきノンストップジャンル映画!
Hina

Hinaの感想・評価

2.3
FBIの保護下の少年を誘拐した殺し屋コンビの奇妙なロードムービー。
びっくりするほど登場人物が少なく、舞台はほぼ幹線道路、車内の会話が主で予算がかかっていないのがよく分かるのだが意外や意外、けっこうハラハラする。
殺し屋は冷酷さと穏やかさを併せ持つ年配(『ジョーズ』の署長)と粗暴でキレやすい若者(『フルメタルジャケット』のアニマルマザー)の組み合わせで、相性が悪く険悪。拐われた少年もやたら度胸があって憎まれ口をたたき、車中は終始ギスギスしてスリリング。
助けようとする人々が巻き添えになる等、『ヒッチャー』の二番煎じが拭えないが、緊迫感が上手いので惹き込まれる。
90分未満というコンパクトさも良く、サクッと観れる

DVD整理で発掘、再鑑賞。
原題の‘Cohen and Tate’は二人組の殺し屋の名前。
今観ても、なかなかの出来です。

というのも、脚本は ルトガー・ハウアー主演の「ヒッチャー」を書いた人。
だから、ハラハラドキドキのロードムービーに仕上がってます。

9歳トラビスはFBI証人保護プログラムの対象になっていた。
トラビスは、マフィア同士の抗争事件の唯一の目撃者だった。
FBIにより警備されていたのだが、ある日 二人組の殺し屋の襲撃を受けて、トラビスは拉致されてしまい、マフィアの本拠地のあるヒューストンまで移送されることになる。

全編を通して、ほとんどが車の中で起こる密室劇。
拉致された子供と二人組の殺し屋の会話がメインですが、なかなか見るものを引き込ませてくれる展開ですよ。

そして、この二人組の殺し屋は、結構大胆なことをするんですよ。

また、子供も負けじと必死の抵抗...頭いいんですよ。

物語のラストまで、目が離せません。

そして、クライマックスもハラハラです。

殺し屋の一人に「ジョーズ」のロイ・シャイダーが扮しています。上手いですね。

やっぱり、映画は脚本が命ですね。
最初の殺し屋2人がやって来る時の、ホラー映画と見間違うような怖さ。そこから場面が変わり、ひたすら映される夜のハイウェイの美しさ。車内で行われる心理戦での、全員の神経をひたすら削って来る緊張感。わずかなシーンから読み取れる殺し屋2人のの背景の深さ。そしてそれまでたまったものが爆発したかのような終盤の銃撃戦の勢い。どれもこれも素晴らしいものだが、全編これらを容赦なく叩き込み続けるので正直言って見続けられない。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.0
‪「ジャッカー」‬
‪冒頭、長閑な田舎町に住む一軒家。そこへ見知らぬ客、ショットガンで家族を吹き飛ばす。生き残った子供と残虐な2組の男との生きるか死ぬかのドライブが開始される…本作は超絶級の面白さ緊迫感…それもそのはずでヒッチャーの脚本家が監督を務めた殺し屋と少年の車ん中の密室劇を描いた傑作!‬やっぱりエリックレッドの作品はなかなか面白いぜ!
dude

dudeの感想・評価

4.4
べらぼうに面白い。二人組の殺し屋が子供を誘拐して夜道を車で走り続けるだけなんだが、イーストウッド不在の暗黒版『パーフェクト ワールド』だし濃厚な片思い話でもあった。誘拐された子供も本気で殺し屋二人を壊滅させようとする。そして皆まで言わずに85分、最高!
夜のアスファルトと車のライトの艶かしさ(それがブロマンス感を引き立てているのか)は言わずもがな、道を進むにつれ辺りから人気が消えて私的な闘争の場が整えられていくような感じが印象的。油井の使い方には『ヒッチャー』の大型トラックでも感じた、人間には太刀打ちできない力で肉体を破壊される嫌さがある。
よいです
バイオレンス版ロードムービー
二人の殺し屋と9歳の少年・・・三人三様
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