シオリ

The Son/息子のシオリのネタバレレビュー・内容・結末

The Son/息子(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます


The son
息子

絶対フラグじゃんと思ったけど
うわああああとなりながら見た、、、

なにもしない。ただ生かしてあげる選択肢を与えることの難しさ。
インターンだって映画だっていらない。

父親のこうなりたかった未来の息子の姿が、
キツイ、、。
未来の息子は
精神的な部分は乗り越えて
(昔やりたかったことを息子が代わりに)
本も書いてみました!なことに
誇りに思われてもなあ、、

(しかも自分が理解したくない触れたくない部分を、相手が話し始めると分かってるって言葉遮っちゃうあたりがむちゃくちゃリアル)

父親的には何かに所属する(学校)、
何かを成し遂げる(出版)が
過去の辛さを乗り越えてきた経験から
重要になっていて

その段階にたどり着けない息子の苦しみは
死んでもなお理解できないだろうな。

なにがあっても生き続けなければならない。
最後のセリフ、
事実愛情深い父親であっても
考え方全てを理解できる訳ではないので
もし息子の人生が続くなら、
いい意味で諦め
勝手に生きていかないといけないのだろうな

誰も間違ってはいない、できることできないこと、理解してもらえることもらえないことがあるなかで全てが報われて認められるわけではない。だけど人は生き続けなければならないんだろうと思わされる映画。
みて良かった。
シオリ

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