このレビューはネタバレを含みます
ヒュー・ジャックマンの役がとても難しかったように感じる。前の家族も今の家族も愛し、仕事もしなくてはいけない、自分勝手と思われてしまうのも仕方がない場面もあったが彼なりに最後までしっかり向き合ってはいたと思う、ただ最後の決断をどうすればよかったのか、そこはとても難しい判断だったと思う。
息子のニコラスは言葉で伝えるのが難しい感情を頭をぶつけたり、爪を噛んだり、怒ったり、体で表現していた。
また、自分の父に言われた方法を息子に押し付けてしまったことが、最悪だったのかもしれない。
挿入で前の家族での旅行の場面がいいアクセントになって単調な映画には感じづらくてとてもよかった。
まさか猟銃の話があんな形で回収されるとは思いもしなかった。
最後の方の精神科医の言葉で、「愛でどうこうなる話じゃない」というのが印象的、あそこで愛でどうにかなったらとてもチープな映画だった気がする、愛があってもどうにもならない事があるというのは新しい価値観を与えてくれた。
子供のいる人にとってはより感じるものが多い映画だと思うのでぜひ見てみてください。