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流浪の月のmiのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.3
見てよかった映画でした。150分があっという間に感じて、全キャストの演技がとてつもなくリアルで引き込まれていきました。
松坂桃李の役作りの為の体がいやー凄い、。あんなに人間の身体って薄くなるもんなのか?と。あと多部未華子とのラストシーン、その時は最悪って思ったけど後半に理由を知って、あぁ辛かったんだろうな、、と見ててこっちが辛くなった。
あとこれは横浜流星もなんだけど、核心的なシーンの時の目力がまじで恐怖レベルで怖かった。横浜流星のサイコ役が際立ってて本当に怖かった。いい意味で引いた。
すずちゃんが出てる作品見るの超絶久しぶりだったけど、似合ってるな~この役って感じた。周りからしたら「誘拐された可哀想な女の子」っていうレッテルが昔から変わらずされてるけど、実際はそうじゃなくてむしろ助けられた存在だっていうのは当事者たちにしか分からないよな~。色々と痛々しいシーンが沢山あって見るのが悲しくなる箇所もあった、、。

2人じゃないと分からない愛ってのはあるもんだな~、周りにどうこう言われても結局愛する人への気持ちは変わらないんだよな~と思いました。ポスターにある”その真実は2人だけのもの”っていう言葉、映画を見て本当にその通りだと納得しました。
日本の映画だけどここまでするかっていうシーンが何箇所かあって驚いたけど、そのシーンの1つであぁ、、、なるほどってなるところがあって衝撃を受けた、と同時に今までのセリフとかの意味が分かって辛くなった。終始暗かったけど全然気分が悪くならない暗い感じでした。あのなんともいえない薄暗い感じの演出とっても大好きです。(庭のシーンはなんかパラサイト思い出した笑)
もう1回見る機会があったらまた見たいくらい個人的には好きでした。
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