流浪の月の作品情報・感想・評価

「流浪の月」に投稿された感想・評価

余韻がすごい、、、そして、してやられました。

「人は見たいようにしか他人を見ない」だけでなく、「自分が知っている範疇の情報でしか他人を見れない」ことも痛感いたしました。
共感、想像力、広い視野を持つことが大事なのは変わりなく、自分の無知を自覚し続ける精神で今後も過ごしていこうと感じた作品でした。

幼少期の頃の更紗と現在の更紗がリンクし過ぎててビビったのと、原作を読んでみたい。
sayaka

sayakaの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いろいろ考えてしまってちょっと書けずにいました。役者さんみなさん素晴らしく映像ももちろん。

ただ内容を消化できなくて…。原作未読。予告編などからなんとなく、文はただ行き場のない更紗に居場所をあげただけなのかと思っていたんだけど、そうではないという理解でいいのかな。自分の身体のこともだけど、大人の女性は対象として見られない、小さな女の子を対象としてしまうひとなのか???と更紗の話しぶりなどから感じてちょっと混乱してしまった。
でも大人になった更紗と生きていけるなら、この身体の自分を受け入れてくれる人ならいいのであれば違うのかな。

いろんな性的指向に対して無理解な批判(気持ち悪いとか)、差別とかしないようにしようって思ってるけど、小児性愛者についてはどう考えればいいんだろう…と、なんかうむむむむとなっています。

あと、音楽も含め、「音」がとても印象的でした。
mhiro

mhiroの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

困ったときに逃げ場がない人、頼れる身内がいない人、、生きづらい。。自分の子どもには絶対安心できる場所をつくってあげたいと改めて思う。。更紗はよく亮を断ち切れた。
亮はなんでああなってしまったんだろう。常に優位にたてないと自分を保っていられない、やはりこれも育った環境なのかな。。
文は心優しいけど本当の心情がなかなかわからなくて、身体的に病気なのは気づかなかった。
救えないエンドになるのかと思っていたけど、後味悪くなくてよかった。
場面が切り替わるところがちょっと気になったかな、、予想よりはねちっこくなかった。。
広瀬すずちゃん、お姉さんに似てきたな。。(゚ω゚)
誰も悪くないが故に辛い作品だった。
ただ飽きそうになるタイミングで差し込んでくる横浜流星の演技がとても良かった。てか出てる演者全員演技良かった。

松岡桃李以外この役できる人居る?って思考した末、思いついたのはギリ高橋一生
どらみ

どらみの感想・評価

4.4
私生活がバタバタで重いstoryを観る元気がなく先延ばしにしていたのだが、大好きな『フラガール』を越えるほど私には沁みた
大好きな作品

他者には語りたくない(簡単には語れない)大きな傷を抱えた二人の奇跡の様な邂逅
(亡くなった母が人に言える悩みなんて悩みじゃないって言ってたことを想い出すし、お喋りな私だけど本当の痛みは誰にも言ってない、言えない)
独りぼっちで膝を抱え蹲っていた二人が共に過ごした自由で眩い刹那の夏が
その後の二人の人生の大切な尊い希望の光(生きるよすが)だった
運命は又二人を引き寄せる
二人だけが解り合う事の出来る
誰にも侵せない心の共鳴を響かせて
この先の二人が癒され安寧で幸せである様に祈る…

二人が過ごした太陽煌めく明るく最高の夏と
大人になってからの二人の心象を映すような紺色の落ち着いたトーン
ホン・ギョピョの撮影が見事

松坂桃李は空虚で諦めを抱えつつ
包容力があり優しく儚く透明な佇まい
自由な少女を驚きと喜びで見詰める眼差し、素晴らしかった
戦隊時代の殿からずっと観てるけど、過去最高の演技

今泉監督作等で印象に残ってる白鳥玉季
大きくなったけど
顔が似てないのにすずちゃんの表情と重なって見えて
奔放さと哀しみ、巧い

同じく戦隊からの横浜流星
愛情から暴走し自身がコントロール不能になる男の弱さ、哀しみ
人間の機微を演じられる大人の役者になったな~と

すずちゃんは🍑同様難しい役だったと思う
テレビの🍑と流星君との対談で
実人生の経験不足で役の演技が解らないって話してたけど
体当たりで頑張ってる感は伝わってきた

後は、趣里ちゃんが魅力的でしたね
困った母なんだけど、自由で正直

”更紗は更紗だけのもの
誰にも自由にさせちゃいけない”

どんなに誤解されても人には
護りたい事、語れない事がある

私にとっても、とてもパーソナルな生涯忘れ難い大好きな作品となった

落ち着いたリズムも映像もすべてが好きだ
Ryo

Ryoの感想・評価

4.0
松坂桃李が最初から最後まで良かった。あの声のトーンや立ち居振る舞い、梨花ちゃんと少しじゃれるシーン、全てにおいてカッコ良い。やさぐれた後の横浜流星のマンションに広瀬すずが行くシーン、ハラハラする。早く帰ってくれ!というか、行くなそんなところ!って思った。李監督、音楽もすごくよくて、感情が揺さぶられます。
朝から観るにはちょっと重たくて
胸をぎゅーっとつかまれるような映画

どうか2人には幸あれ、、
t0mori

t0moriの感想・評価

4.0
深い。

前日の『死刑という病』に続き、奇しくもDVサバイバーを扱った映画を立て続けに観ることになってしまったが、こちらは極めて誠実により深く、それぞれの生きづらさの中でもがく人々を描いている。

月というそこに絶対的に有りながら、形を変え見る度に印象の移ろう物と、揺らぐ水というふたつのモチーフで登場人物たちの心象が綴られているのが良かった。特に水はそれぞれのシークエンスで温度も感触も違う様に計算されていて、それぞれが違う印象を残す。

広瀬すずは話題の濡れ場を別としても、明確に新たな階段を上がった様に思う。特に傷付いて文の元に身を寄せ、どうしようもなく溢れ出す感情を吐露するシーンなど、こちらの身が震える様だった。その分、最後の台詞の幼さの残る音が、少し物足りない気もした。

本作では悪役だけれど横浜流星も良い。行き場のない希求と怒りに煩悶する青年を、真っ直ぐ演じていて好感。

なんといっても松坂桃李の線の細さ、寄る方ない孤独の中で、繋がることを諦めながらも生きて行こうとする姿に、儚さと極めて純度の高い存在感があって、圧巻だった。その秘密を明かすシーンはCGを駆使したらしいけど、肉体的な説得力が半端なくあった。どこまでがCGだったんだろう?

内田也哉子も意外な起用で驚いた。ガラス越しの演出の巧さも相まって、我が子との絶妙な距離感が出ていて良かった。
松坂桃李推しで怒りとか悪人の監督という事で外れないだろうなって思って何にも知らないで観てきました。

色々な事情があって家に帰りたくない少女を19歳の男子が保護して楽しく暮らしていたら誘拐犯とその被害者の烙印を押されて15年が過ぎた後もその烙印が剥がれない。
あるキッカケでスズが松坂桃李のお店にたまたま入店してしまい再開してしまうお話。

150分もある映画だけど全然退屈するシーンもなく凄く面白かった。社会的に殺されると詰みやなってくらい残酷で息苦しい。

松坂桃李は流石の一言。
何でこんな役作りとはいえガリガリやねんとか思ってたけど最後に明らかになる。
プロ意識が高いのは当然として演技も素晴らしい。ちょっと前に広島で暴れてた警官を見てたので驚かされる。

広瀬はアリス派ですがすずも暫く見ないうちに一皮剥けてて良かった。
近々マックのCMが入りますよこれ。
ハンバーガー食べたくなる。

後は横浜流星ってこんなクズキャラも出来るんだっていう演技の幅が見れて男性ファン滅茶苦茶増えそう。

それ以外にも子供時代のスズ役の子も良かったし傍に支える役者人達も滅茶苦茶演技力が高くて素晴らしかったです。

取り敢えず今年の方がは暫定一位はこの映画かな?良質な邦画が見たい人は取り敢えずオススメします^_^
キャスト陣の演技力が圧巻。
横浜流星が嫌いになるほど怖く、壊れていく感じが見事やった。
人は自分が見たいようにしか人を見ないということ。
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