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流浪の月のdaitenのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
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誘拐犯と被害女児ではない。異常者と可哀想な子、でもない。決して許されない関係を結んだ、親への愛着を知らないふたり。互いを照らすにはあまりに弱く淡い光を大切に抱え、ふがいない自分を責めながら、それでもつながりを求める血まみれの姿。痛々しいほどの残酷さが胸を突いた。
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