とき

流浪の月のときのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.4
「モノも、ヒトと、同じ」

原作読んでから見ると、かなり大胆に省いているので原作を読んでない人が深くまで到達できるのかがちょっと疑問でしたが(子供のママはどうなったかとか)カフェのシーンとかすごいよかったです。珈琲美味しそう。コーヒーは人の涙を止めるんだなと。

松坂桃李さんの体のパーツが語るストーリーすごい。震える手の指先のアップや、裸足で歩くシーンのくるぶしや親指の力の入れ方。それだけで気持ちを表してる。語る身体。

横浜流星さんの演技もすごかった。今までそのような体験をしたことある人は映画見ると吐いちゃうんじゃないかなってくらいのひどいパートナー。よかった。

広瀬すずさんはとっても素敵だし熱演でとっても良かったのですが、海街diaryでも感じた、すずちゃんのプロモーションビデオのような「キラキラした街並みと広瀬さんの横顔」のシーンそんなにいっぱいいる??といつも思ってしまいます。
ただもし自分が監督ならこの美しい横顔を1秒でも多くとっておきたいと言う気持ちも分からなくは無いですが…うーん…

だったら柄本明さんのシーンあと20倍くらい観たい。骨董屋の店長さん…あと勤め先の店長…好きです。
とき

とき