め

流浪の月のめのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.0

久しぶりにGAGA☆感満載のガッツリ映画で興奮したし、決してHappyな映画ではないけどすごく満たされた、最近欲してた!こういうの!

なんと言っても白鳥玉季優勝映画ですわリカ役の子も素晴らしい
口の周りにケチャップつけまくった更紗から滲み出る色気すごいし、2人でヨーグルト食べるシーンなんでもないけど相当名シーンじゃない?ピザ食べてるのもお風呂ではしゃいでるのもボーの詩集、文から取り上げて朗読するところもすごいよかった

流れながらしか生きられない人って実はこの世界にいっぱいいるんじゃないかってことに今日初めて気付いた、から改めてすごく恵まれた環境で育ててもらったんだな

更紗が文に抱いてる感情がなぜか痛いほどわかってしまって辛かった。あのふたりはどうしたって救われることはないんだろうな
あの関係性ってやっぱ普通にニュースとかで見てたらメディアの見せ方にまんまと嵌められて白い目で見てる可能性めっちゃあるしなんかほんとなにもかも見たいように見るのやめよう

「あのとき握ってくれた手の感触だけを頼りに生きてきた」ってセリフ好き

月、雨、風が印象的で、スクリーン越しに匂いとか温度が伝わってくるかんじがした
め