原作は2年前に購入したまま未読。
怒りに続き、役者の演技が素晴らしく、加えて
李相日監督は演技の引き出しかたが上手いんだろうなーと感じた。
(特に店長役の三浦貴大が最高。)
とにかくせつなく、苦しいストーリーであり、それに加えて映像が美しいので非常に見応えのある作品だった。
なんだけど、ちょっと違和感もあった。
ちょくちょくメインの2人の苦しい心情を表すショットが出てきて、それが必要なのはわかるのだが、急に意味ありげな感じで出てくるので、その心情に至るまでの流れがちょっと私にはスムーズに感じられなかった。
鑑賞後、「あれ必要だったか?」と思ってしまった。
俳優陣の演技は素晴らしいが、傑作!とは言い切れないモヤモヤ感があった。