こんぶ茶

流浪の月のこんぶ茶のレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.3
GW明けの初めの週、1週間の疲れが溜まった金曜日。うんざりする雨の日が公開日で、舞台挨拶付きのレイトショーにて、重すぎる本作を鑑賞。運命を感じる程に最高の条件で観れた。。

(ずっと下書きに保存されていて、鑑賞日からレビューまで、かなり日にちが空いてしまったのが惜しい)



私な完全に文と更紗目線で見てたから、ただただ共感しかなくて、終始凄く辛かった。
更紗は更紗だけのものだ、誰にも好きにさせてはいけない。のところがもう涙腺が耐えられなくて、ボロボロに号泣した、、、
二人だけの世界で、二人だけで、ずっと一緒に居させてあげて、誰も干渉しないであげて、と思わずにはいられなかった。
でも実際、ニュース等で赤の他人の同じような事件を見たら、きっと気持ち悪いと思うに違いないと思う。人間って本当に都合がいいな。


ストーリーだけでなく、キャストも最高だった。
広瀬すずはすこぶる美しいし、松坂桃李の役作りへの執念に拍手。あとは横浜流星がガチで怖かった。迫力レベチ。

そしてそして、なんと言っても、幼少期の更紗役の子が凄く凄く良かった。あの物憂げな雰囲気の中にどこか色気がある感じ、仮に役として作ってるとしても圧倒的に良かった。あれは文の気持ちが分かるわ…となった。今後の活躍が楽しみすぎる。

映画を見終わった後にどっと疲れてしまって、余韻が抜群に凄かった。でもこういう疲れる作品大好き。小説もぜひ読んでみたい。疲れた時や気持ちが下がってる時こそ、こういう作品を見て、落ちるところまで落ちたいと思ってしまう🤦‍♀️🤦‍♀️
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