ドンチャック

流浪の月のドンチャックのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
5.0
動画配信で映画「流浪の月」を見た。

2022年製作/150分/G/日本
配給:ギャガ
劇場公開日:2022年5月13日

広瀬すず
松坂桃李
横浜流星
多部未華子
趣里
三浦貴大
白鳥玉季
増田光桜
内田也哉子
柄本明

小学5年生の更紗(白鳥玉季、広瀬すず)は、母方の伯母の家に引き取られた。
更紗は従兄から性的虐待を受けていた。
家に帰りたくない更紗は学校が終わると公園で過ごしていた。

大雨が降り、それでも公園から動こうとしない更紗を見て、
大学生の文(松坂桃李)は傘を差し出す。

「うちに来る?」
「行きたい」

更紗は文の家で2か月間を過ごした。
その間、更紗は行方不明の女児として、
全国に実名報道されていた。

ある日公園にいた2人を警察が取り囲んだ。
文は誘拐犯として逮捕されてしまう。

その後、更紗は「傷物にされた可哀想な女の子」、
文は「ロリコンで凶悪な誘拐犯」というレッテルを貼られ続ける。
実際には犯罪的な行為は何もなかった。
文はただ更紗を保護していただけだった。

そして「事件」から15年過ぎ24歳になったある日、
更紗は偶然、文と再会する。

更紗は文と一緒に居たいと思う。

更紗の彼氏(横浜流星)は文を犯罪者と決めつけ、
文に様々ないやがらせをした。

150分の映画だが、110分を見終わっても
この映画がどう着地するのか予想がつかなかった。

何も解決しないまま余韻を残して終劇となるが、
いい映画だと思った。

横浜流星がすごく嫌な男をしっかりと演じた。

内田也哉子が樹木希林さんにそっくりになっていて
ちょっと驚いた。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。