みおこし

スイートガールのみおこしのレビュー・感想・評価

スイートガール(2021年製作の映画)
3.4
推しの一人であるモモア様の新作。もうすぐ『DUNE/デューン 砂の惑星』も封切りだし、モモア様の新作を立て続けに堪能できて嬉しい限り。

がんで闘病していた妻を失ったことから、唯一の特効薬だった薬を市場から撤退させた製薬会社に対して復讐を誓う男と、その娘の物語。よくあるタイプのアクション映画と思いきや、とっても緻密に練られたプロットと息を呑むどんでん返しに度肝を抜かれる1本!
『アクアマン』と比べると(超人だから比べるべきではないけど笑)結構敵を倒すのに苦労したり、傷の回復に時間がかかったり、生身の人間らしいモモアさんが新鮮。だけど、そこに本作の醍醐味があるというか、最後まで観ると「なるほど…」となります。でも個人的には無双状態のモモアさんが大好きなので、本作でももっと敵を秒でなぎ倒していくアクションが堪能したかったな~というのが本音だったり。だってあんな強い人、フツーは街中にいないもん!(笑)
娘のレイチェルを演じたイザベラ・メルセードは、アクションもすごいし、心に残る演技が魅力的な注目株ですね。後半は彼女の活躍も際立っていて良かったです。
好青年の印象が強かったジャスティン・バーサは珍しく悪役でこれまた良かったし、大好きな『マグニフィセント・セブン』でおなじみのマヌエルさんは今回も強い役で素敵。

重いテーマがあるから仕方ないんだろうけれど、全体的にトーンが暗くてついていくのがきつかったのがちょっぴり残念。モモアさんだからこそ、爽快なアクションとあの不敵な笑顔を堪能したかった!!
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