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ARGYLLE/アーガイルのshimakanのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
4.1
これぞポップコーンムービー!!
序盤のお洒落な音楽、からのド派手アクションシーンに圧倒され世界観に入りやすい。テンポの速さが絶妙なので飽きない見易さ。ロアン・バルフェのスコアも相変わらず最高!トリッキーな映像の連続!ブライス・ダイス・ハワード演じる主人公・エリーとサム・ロックウェル演じるスパイのエイダンを翻弄する数々の難関。そして明かされる事実は鳥肌。
脚本の捻りが実に上手く出来ていて絶品。

ねたばれになりますが、エリーが本当はレイチェル・カイルというスパイだったと明かされるシークエンスは本当に度肝抜かれました。久々に映画で騙された気が…!サミュエル演じるアルフィーのキャラも地味に最高。ラストのはしゃぎぶりが爽快。本作はアクション面で非常に斬新な作りが多い。まず冒頭のアーガイルのアクション。女スパイを追いかける場面では、迫力がたまらない。CGがあえてチープなおかけで逆にスピーディーなアクションになってる。CGの質は『シン・仮面ライダー』を彷彿とさせてた。そして入れ替わり電車アクションが最高。アーガイルとエイダンが瞬きで姿を入れ替え、アクションしていく奇妙な光景。エイダンと特殊部隊員のアクションが個人的に好きで、音楽流れ始める瞬間も絶妙だし、立ち回りもかっこいい。アングルがめちゃくちゃ作り込まれてて最高。クライマックスから展開されるアクションの数々がもうほんとに笑いっぱなし。ダンスアクションでは映画映えする光景ながらもちょっとカオスで思わず笑える。アイススケート風ナイフアクションも動きが謎に滑らかで爆速スピンは最高。レイチェル(エリー)vsエイダン、どこか切ない。船大爆発も最高過ぎ。全体的に90年代アクション映画感が漂ってて懐かしみを感じた。
と、思ってたらエンドクレジットでブラッド・アランの追悼が出てきてびっくり。どうりでジャッキーアクション風味もあったのかと納得。最後までアクション映画に尽くしたんですね。本当に尊敬しています。

追記:猫のアルフィー可愛い!
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