眼鏡の錬金術師

ウィッチャー 狼の悪夢の眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

ウィッチャー 狼の悪夢(2021年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

現状の人類史上最高のRPGだと思われるダークファンタジー、ウィッチャー3。

本作は劇場版サイズのネトフリ限定アニメ。主人公はヴェセミル。ウィッチャー3ではかなりの老ウィッチャーだったから本作はゲラルトが登場するまえの話ということになる。
ケィア・モルヘンにめっちゃウィッチャーがいるし、まだ新たなウィッチャーを作ることが禁忌とされてなかった時代。

ストーリーも作画も素晴らしい出来。ほとんど悪いとこないよこれ。
ストーリーは何が正しくて何が悪なのかわかりにくいウィッチャーらしい話で、やるせない終わりかた。
一夜にしてウィッチャーの隆盛は終わる。しかし敵の魔女の言い分も分かる。ヴェセミルの師匠が自作自演みたいな形でモンスターを作り出し、人々を恐怖させて仕事を得ていたというなかなかの悪党だっため、滅ぼされるのも当然と言える。
そしてゲラルトの物語へ続くと。

作画も良かったなぁ。ゲーム以上に俊敏に動くウィッチャーがかっこいいね。正直ゲームだとこんな大群で魔物に襲われたら勝てないけどな。
幻術の演出もかっこ良かったし、最後のスピーディーな空間移動アクションも素晴らしかった。

世界観が容赦ないし、ウィッチャーはホント生きざまが切ないな。