このレビューはネタバレを含みます
刹那的に生きても刹那も積み重なっていくし悲哀からは逃げられないっていう話。
どうやって演出・撮影しているんだろうと思うくらい自然な演技に、一人の女性の日常を見ているような気分になる作品。
刹那的に生きてた理由も徐々に判明するし、家族との和解で日が暮れた後の庭で自分が生まれた時の話を聞いているアデル・エグザルホプロスの表情と絵面がとても美しい。
期待してなかった分、意外にも楽しめたけど、最後に急にコロナ禍のドバイで噴水ショーを見るシーンが理解出来ず蛇足に感じてしまった。