改めてエクソシストが‘73の作品なんて信じられないぐらい革新的だったことが証明されるパロディ演出が光るハートウォーミングな作品。
少し冗長に感じる部分もあるが、父性というものに焦点を当て、ダメ親父がアーネスト(仮)の一攫千金で復権を狙う辺り、相当肩身が狭かったのだろうと思う。
アーネスト(仮)自身が成仏した理由も父性にある様に思う。
次第にケヴィンはアーネスト(仮)にシンパシーを感じ、彼の正体を探る事にする。
アカデミー賞にノミネートされる様な格調もないし、ストーリー展開もあまり驚きはないが、不覚にも最後は涙腺が緩んでしまった。
とても鑑賞後感が心地よく、もっと話題になっても良い作品だと思う。
好みです。