とまと

私はいったい、何と闘っているのかのとまとのレビュー・感想・評価

3.9

くすくす笑ってたらグッとくる、人々の葛藤と愛が詰まった素敵な映画。
気楽に観て、エンドロールでちょっと涙拭いて「いい映画だった~!」って思えるので、クリスマスデートに凄くおすすめです!

安田顕さんのモノローグが凄くて、コメディシーンは心の声と表情のギャップに最高に笑ったし、心温まるシーンは凄く優しく耳に届いたし…本当に、声と表情の演技が魅力的な俳優さん…こんなに格好いいのに、あんなに格好悪い(けどそこが愛しい)春男を演じられる安田さんのお芝居って本当に凄い、確かに春男が生きていた…芝居の緩急が凄い。
この映画は安田顕の演技をフルコースで堪能できる。

近くで見ると悲劇、遠くから見ると喜劇を実感した作品だった。
泣かせに来る映画じゃないのに泣ける。自分でも驚いたけれど、トンカツを切る何気ないシーンで視界が滲んだ…

とにかく全部のキャラが魅力的で愛おしかった!
夫婦が会話するシーンは全部全部お気に入りだったな……ふたりの掛け合いが愛おしかった……
ウイカさん(この女優さん好きだな〜と思ってエンドロールでウイカさん!?となりました)と金子さんと小山さんの演技が特にめちゃくちゃ好きすぎた……圧倒的な存在感。
とまと

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