しゅわっち

ブレードランナー ファイナル・カットのしゅわっちのレビュー・感想・評価

3.2
1982年公開の映画で有名なSF映画だけど実は初見。
近代的な建物や空飛ぶ車、AIの発達した人造人間のレプリカントなど2019年はまだちょっとこのレベルには程遠いって思うものがあれば、スラムの町並みや公衆電話があったり、最先端の機関である場所で古臭いコンピューターなど。30年以上前の映画が描く近未来(劇中は2019年)って新しい物とレトロな物、想像上でのバランスがちょっと面白い。
奴隷扱いを受けていたレプリカントが感情を持ち人間に危害を加えだした為、それを処刑する為の捜査官ブレードランナーのデッカード(ハリソン・フォード)の闘いを描く。
感情を表に出さず冷徹にレプリカントを処刑していく人間のデッカードに対し、生への執着から感情を全面に出しデッカードを追い詰めるレプリカントに逆的なおもしろさを感じた。
そしてラストは予想外に切ない。

2014/01/11 BS REC
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