犯人です

ブレードランナー ファイナル・カットの犯人ですのレビュー・感想・評価

3.7
—《SF宇宙作品視聴週間》—
 2022.07.11~2022.07.17


【あらすじ】
植民惑星から4体の人造人間=レプリカントが脱走した。彼らの捕獲を依頼された“ブレードランナー”デッカードは、地球に潜入したレプリカントたちを追うが……。(Yahoo映画参照)

『良い点』
・衣装、美術がレトロなSF感があり映画とマッチしてる
・人間を作る人間の倫理観を問うテーマ性

『悪い点』
・主人公が冴えないおじさん
・ストーリーがスローテンポ

(まとめ)
原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は学生時代に読んで好きでしたが映画は古かったので見るのをためらっていました。😂
続編も出てるので折角だから見てみようと思い視聴。
有名タイトルだけあって良く作り込まれている印象👍👍美術や音楽が緻密で80年代の近未来像を上手く表現しています。(今見たら近未来像が古いなと感じてしまいますが)衣装は正直好みが別れるかな?😭
また、全体的に薄暗く今作品のレプリカントの悲哀を反映させているかのようです。レプリカントが涙を流し、自分自身を作りだした人間に怒りを覚え死ぬ様子は普通の人間と変わりがなく、まるで人間が人間を殺しているかのよう。人間と変わりのないレプリカントを産み出して良いのか?奴隷として扱って良いのか?そういった倫理観を示し映像化している点が傑作と言われる所以だと思います👍👍
ストーリー自体はかなりスローテンポで進むSFハードボイルド映画になります。しかも流石に現代の人が今見たら古臭いです。なので、ストーリーを楽しむというより世界観・テーマ性を楽しむ作品になっています。